有料老人ホームでは、毎日3食の食事提供をしております。
ただ、食事を提供するといっても、利用者さんによって、嚥下(飲み込む力)や咀嚼(噛む力)が違います。また、血圧が高い方や糖尿の方やアレルギーのある方など、食事制限が必要な方もいらっしゃいます。サイズが大きいと食べづらいので、カットしたり刻んだりする必要がある方もいらっしゃいます。
それ以外にも、利用者様によって好き嫌いがある方もいらっしゃいます。
ですから、食事の献立についてはとても気を使います。
しかし、私たちは、利用者さんにとって食事は日々過ごす中で楽しみのひとつだと考えています。なんとかおいしく食べていただくためにはどんなものをどんな形で提供したらよいだろうかと頭を悩ませています。
先日もスタッフから食事アンケートをとって、「食べづらい食事」「誤嚥やのどつめの危険な食事」「皆さんが残すもの」などの情報を収集しました。
そうすると分かったことは、
● 麺類は伸びやすく、また刻み食にすると食べづらいので不評である。
● 魚が苦手な方が多い。
● シフォンケーキ・パウンドケーキなど水分の少ないケーキはパサパサしており喉に詰まる危険がある。
● フライは固いので食べづらい。
● 魚などのあんかけが嫌いな人も多い。
想像していたのとは、異なる意見も多くて、非常にためになりました。
少しでも皆様が楽しく過ごせるように、工夫していきたいと思います。